万葉集講座「万葉の食、万葉の宴」は小泉武夫さんの発酵が中心

平成の後の年号が「令和」に決まり、その出典が万葉集。

「おおーっ、今、ほぼ日の万葉集講座に通っている」

と言いたいのですが、あまりにも知らないことが多すぎて、突っ込まれる危険があり、ひっそりとしています。

そんなタイムリーな万葉集講座が、ありました。

万葉集講座7回目は発酵学者小泉武夫さん

ですが、今日は発酵学者の小泉武夫さんで、テーマは「万葉の食、万葉の宴」
ある意味、万葉集の解釈とかそれにまつわる話というよりは、その時代の食文化とうたの関わり方といった内容でした。

実は、ほぼ日の万葉集講座に通うにあたり、今日の小泉武夫さんの講義が一番楽しみにしていました。
ですが、万葉集を勉強に来ている人は、もの足りない内容だったかも。

大伴旅人のお酒のうたは13首

万葉集といえば、大伴旅人と大伴家持。
大伴旅人のお酒のうたを小泉先生が絶賛することから始まりました。

大伴旅人がお酒のうたをよんだのは、晩年だそうです。
太宰府に異動になり、その後奥様がお亡くなりになり、その頃からお酒のうたをよみはじめたようです。

そしてご自身もその後、ほどなくお亡くなりになったとか。

ほんとうにお酒が好きで好きでたまらないほど好きすぎたことも原因なのかもしれません。

その他のメモ

  • 当時のお酒は今の味醂とほぼ同じ
  • お酒はオンザロックで飲んでいた人もいる
  • 醤油は4種類あったが今も残っているのは2種類
  • 麹は国菌
  • 麹という字は中国ではもう使われていない(今は「曲」)

この辺りは、語ると長くなるので、別のコンテンツにします。

小泉先生、あいかわらずお話おもしろすぎです。
話の内容は、昔受講した「発酵は力なり」を彷彿させます。
生徒さんも途中から大爆笑でした。

気をきかせて、終了5分前に終わらせていただいたものの、ちょうどヤクルト戦が終わった時間と重なってしまいました。残念!

ほぼ日の学校の学校だよりもぜひ。