
とっても久しぶりの「夕学五十講」は、料理研究家の土井善晴氏。
タイトルは「和食を知らない日本人はいないでしょう」でした。
だいたいの流れは、以下のような感じでした。
- 家庭料理は命を作る仕事である
- 名前がない
- 深化させる・深く考える
- 懐石料理の器と家庭料理の器
味噌汁がおいしくないわけがない
質疑応答の最後の質問「(学校給食の感想で)子どもたちから味噌汁がおいしくないと言われるのですが、何かコツがあったら教えてください」
これに対する土井先生の第一声が、「味噌汁がおいしくないわけがない」でした。
「米と麹と塩で作られた味噌が美味しくないのではなく、それ以外のものが入っているから、美味しくなくなる」
という話が続き、
「そうだよそうだよ!!」
って会場で叫びたくなってしまいました。
私自身、自分で仕込むようになってから、味噌の美味しさに気がつきました。
その前も、自分で買うときは気をつけていたつもりでしたが、今思えば、何か入っていたようです。
こういう食育も大事だなと実感。
誰も教えてくれない。
親でさえ、わからない、知らない。
だから子どもに伝えられない。
伝統食がなくなる前に、伝えたいものです。