人生100年時代の生き方について考えてみる

企業内研修で、楠木新さんの講演会がありました。
タイトルは「人生100年時代の生き方〜定年後を見据えた働き方改革〜」

これまで、「定年」というキーワードとかつながりで節目研修があったり、書籍を読んだり、外部のセミナーに参加したりしてきました。
なので、いろいろところでこの辺のテーマを聞いているから…なんて思っていましたが、経験とたくさんの取材から出てくる事例やお話は、まったく別のものでした。

楠木新さんの著書「定年後」は、2017年4月に出版され、この1月に第23刷に増刷になり、これまで約26万部発行になったそうです。
大ベストセラーです。

講演会は、楠木さんのこれまでの多くの人への取材や、ご自身の体験をふんだんに盛り込んだ内容にでした。

行動化に結びつけるポイント

定年準備」の著書の中には、行動化に結びつける7つのポイントがあるそうです。

  1. 焦らず急げ(50代でも間に合う)
  2. 単なる趣味の範囲にとどめない
  3. 子どもの頃の自分をもう一度呼び戻す
  4. 身銭を切る
  5. 個人事業主に学ぶ
  6. 手の届く複数のロールモデルを探す
  7. 「自分をどこに持っていくか」が大事

焦らず急げ

思いついてすぐに楽しいことは始まらない。試行錯誤と準備が必要

講演より

「定年後にやりたいことは、定年後にゆっくり考えるよ」
こんなことを聞いたことありませんか?

確かに、企業に勤めている間は、定年後のことなんてゆっくり考えている暇はないという人もいますが、そうでもない人も多いですよね。

定年後にやりたいことを思いついても、それを実行に移すためには、試行錯誤や準備が必要になります。
これがだいたい3年ぐらいという話がありました。

この話、とてもよくわかります。実感しています。
今年で味噌作りワークショップを開催するようになってから3年目になります。

最初の年は、思い描いていたものにだいぶ足りない部分が多く、いらっしゃってくださった方に申し訳ない気持ちがいっぱいでした。

あれから、反省したり、新たに取り入れたりと試行錯誤を繰り返す中、ようやく形になってきたように感じています。

これは、私にはまだ本業があるから余裕があるのだと思います。

「思いついてすぐに楽しいことは始まらない」
まさにその通りです。

黄金の15年は60歳から

講演の中で、定年となる60歳から75歳までの間は、それほど自立度が下がることはないため、今までとほとんど同じ生活が可能という統計があるそうです。

定年後は1日に約11時間の自由な時間ができる計算になります。

11時間×365日×15年=約6万時間

これだけの時間があれば、何かものにすることができるはず。
例えば、何か新しいことを学ぶとか。
お料理でもいいし、英語でもいいし、スポーツでもいいでしょう。

これだけの時間をかければ、ある程度ものになるはずです。
しかも、何も邪魔するものはない(はず)でしょう。

そんな話を聞いていただけで、妄想が広がり、ワクワクしてきました。

楠木新さん、お話いただきありがとうございました。
めっちゃ元気が出ました。

楠木新さんの情報
ブログ:楠木新のひとりごと
ツイッター:https://twitter.com/kusunoki224