造幣局で作っていると思っていたものが作られていなかった

 

さいたま市にある造幣局に、大人の社会科見学に行ってきました。

造幣局

「造幣局って、お金作っているところでしょ?」

半分正解です。

実は、造幣局では貨幣を作るところなのです。

いわゆる「硬貨」と呼ばれているものです。
ちなみに紙幣は、印刷局で作っているそうです。

たしかに、技術は異なりますね。
私が行ってきたのは、さいたま支局。

昨年10月に、東京支局から移転してきたばかりだそうです。

造幣局は、本局が大阪にあり、あとは広島支局があるそうです。

大阪の造幣局は、桜が有名ですよね。
さいたま支局で作られているものは

  • プルーフ貨幣
  • 勲章(3種類)

通常貨幣を含め、ほとんどが本局で作られるそうです。

ちなみに、広島支局では、コインの元となる金属の圧延とか、溶解などが行われているそうです。

プルーフ貨幣

この言葉、初めて聞きました。

プルーフとは、貨幣の仕上方法の名称で、特殊な技術を用いて特別に仕上げた円形に、圧印機で貨幣の模様を二度打ちし、美麗な鏡面と鮮明な模様を有する貨幣に仕上げるものです。

記念コインとか、そんなイメージで良いかと思います。

例えば、こんなものもプルーフ貨幣になります。

さすがに、これはもう販売していないので、こちらをおみやげにしました。

工場見学は、最初にビデオによる造幣局の説明があり、そのあとになります。

工場見学は、撮影禁止なので映像はありませんが、実際にプルーフ貨幣を作っているところ(この日はリカちゃん50周年記念コイン)と、勲章を作っているところを見せていただきました。

勲章は、細かい作業で、色の部分は七宝です。

3回ぐらい、釉薬をかけて焼く作業を行うそうです。
ちなみに、ここでこの作業をされていた方たちは、入局後、退職するまで同じ作業担当になるそうです。

 

貨幣の出荷

(ここでは作られていませんが)通常貨幣は、このように袋詰めして出荷するそうです。

この一袋、かなり重いです。

よく目にする硬貨の束は、銀行で作るそうです。


千両箱も置いてありました。

ちなみに、この箱に千両入っていると20kgになるとか。

時代劇で、これをひょっとかかえて逃走するシーンがありますが、かなりの力持ちでないと無理ですね。

造幣局 さいたま支局
〒330-0835 埼玉県さいたま市大宮区北袋町一丁目190番地22
048-645-5899
見学について