先日参加したクラウドファンディング「助かるはずの突然死をなくす!簡単に救命処置を学ぶキット普及へ」の返礼の講習会に参加しました。
目次
CPRできない
日本では、毎日200人が突然の心停止で亡くなっています。
「心停止になったら、蘇生して、救急車呼べばいいじゃん」
そう思っていました。
じゃ誰が蘇生するのか。
誰かを探すではなく、自分ができればいいなと。
CPR(cardio pulmonary resuscitation)とは、心肺蘇生法の総称です。一般的に心臓マッサージと 呼ばれる胸骨圧迫(※図 2 参照)と人工呼吸を行いますが、訓練を受けていない救助者は、人工呼吸はしなくてよいとされています。 胸骨圧迫は、脳への酸素供給を維持するために行います。脳は酸素を蓄える ことができず、呼吸が止まると 5 分前後でダメージを受け、回復が見込めない状態に陥ってしまいます。
一般財団法人 京浜保健衛生協会「29.CPRとAED ~心肺蘇生法と自動体外式除細動器~」より抜粋
CPRの方法は、テレビや防災訓練などの時にデモで見たことがあるので、なんとなくできそうかなと思っているものの、どのぐらいの強さで押したらいいのかなどわからないことだらけ。
いつかそういう訓練の場に参加できるんじゃないかと思っていました。
お友だちから教えてもらったこのクラウドファンディング。
CPRのやり方を自習できるというではないですか。
早速、クラウドファンディングに参加して、講習を心待ちにしておりました。
そしてこの日を迎えたのです。
救命率4.7%
消防庁の「平成30年版 救急・救助の現況」によると、救急車を呼んでから現場到着所要時間は全国平均で8.6分。
心停止の場合、その間にまったくCPRが行われていない場合、救命率はなんと4.7%です。
これ聞いたときは、かなりショックでした。
ほとんどが、救急車を呼んでも助からなかったということです。
ですが、それまでの間にCPRが行われていた場合には、救命率は上がります。
しかも、早ければ早いほど助かる確率が高くなります。
ちなみに、アメリカでは場所にもよりますが救命率は60%以上だとか。
キング郡での救命率向上の為の5つの取り組みが紹介されています。
CPRトレーニングを受ける
前置きがかなり長くなりましたが、トレーニング受けてまいりました。
トレーニングキットの使い方は、こちらを。
トレーニングを受けた感想
- 結構力がいる
- テンポは速い
- コツをつかむとスムーズにできる
- いつでもどこでもトレーニングできる
自分が助かるためにはこのやり方を広めるしかない
そうなんです。
自分が倒れた時は、誰かにやってもらわないと助からないのです。
なので、まずは身近にいる人にレクチャーする必要があります。
レクチャーに必要なのは、キッドとペットボトル。
ちなみに、今のところサントリーの天然水のペットボトルがかなり実際と近いらしいです。
キッドは、クラウドファンディングの資金でオンラインショップで販売できるようになりました。
これ、会社の防災訓練で、参加者全員に配ってできるようにすればいいんじゃないかなぁって思いました。