乳がんかもと思った時の昔話<MRI>

この昔話は、2008年10月の頃のお話です。
病院での診察の話は、その当時のものであるので、ご注意ください。

前回の続き

今日は、前回の続きでMRIの検査に行って
きました。
MRIのある場所は、3Fの画像診断センター。
検査時間の30分前にくるようと言われて
いて、造影剤も投与しますって言ってた
ので、てっきり、そのための30分前なの
かと思ったら全然違っていました。
ほぼ、検査時刻に呼ばれて、
まずは検査着に着替えました。
人間ドックの人と同じ検査着です。
で、そのあと、造影剤を投与するために
静脈に注射針を刺すということで、
わざわざ先生が6Fから来ました。
これは驚いた。
診察とは別のフロアだったんで、
検査の人がやると思ったら。
針がちょっと太かったからかもしれません。

で、前の人の検査が長引いているので
そのまま10分ほど待たされました。
針を固定されたままなので、この体勢で
本を読むのが難しかったです。

それにしても、目の前にあるMRI室って
ちょっと怖いです。
強力な磁気を帯びる場所のためかも
しれませんが、ステンレスの頑丈な扉で、
倉庫の冷蔵庫のように外側からロックする
しくみになってます。
これじゃ中から逃げ出せない。
ちょっと、びびりましたねぇ。

ようやく呼ばれて中に入りましたが、
「うつ伏せでお願いします」と言われて
びっくり。
てっきり、仰向けだとばかり思っていたし、
そういうイメージがあったから、思わず
「うつ伏せですか?」
って確認しちゃいました。

といっても、胸がつぶれないように、
台にはウレタンの型みたいなのがあって、
その穴の中に胸を入れるといった感じです。
仰向けだと胸が横に広がっちゃうから
なのかもしれません。

そして、マッサージの台のように、顔も
ウレタンに開いている穴にはめることに。
これだけ聞くと体勢は苦しそうですが、
小さなウレタンをあちこちに入れて
くれるので、意外と大丈夫でした。

で、うつ伏せの状態で動くことが
許されないため、外の様子がわかりません。
閉所恐怖症の人は堪えられないという
噂もありますが、私の場合は全く何も
見えない状態なので、
何もわかりませんでした。

ものすごい音がしますということで、
ヘッドフォンをつけるように言われました。
中からは、ヒーリングのような音楽が
流れていました。
リラックスさせるためでしょうか。
それでも、何かが旋回するような音が
したり、大きなものが動く音がしましたが、
完全にまな板の鯉状態。

なんとな~く、10分ぐらいたって3回ぐらい
断層写真を撮った感じがしたので、
終わりかなぁって思っていたら、
『これから造影剤を入れていきま~す』
だって。

ええ~っ、今までのはなんだったわけ?
造影剤は、あらかじめ機械にセットされて
いて、注射針を通して体内に注入されますが、
あとで確認したら、MRIの機械操作と同じ
ように、技師がボタンで注入することが
できるようになってました。

で、さらに同じような音が繰り返され、
またまた10分ぐらいたって終了。

検査時間は、約30分ぐらいでした。
見えたほうがよかったのか、
見えないほうがよかったのか…

で、その後診察のため6Fに戻りました。

すでに、MRIの映像はマンモグラフィーの
ときと同様、データ化されて診察室で
すぐに確認できます。

問題となっていた箇所は嚢胞が重なり
合って写真が撮られており、結局の
ところ、よくわからないと言われました。

というわけで、念には念を入れ、
次回マンモトームという検査をうけることに。

簡単に言えば、太い注射針をさして、
針の側面にある吸引口で組織を採取する
ようです。
箇所は、エコーで確認しながら
行うようです。
プチ手術って感じですが、
その日のうちに帰れます。

はぁ…だんだん大掛かりになってきたぞ。

つづく

第1話 乳がんかもと思った時の昔話<どこに行けばいいの?>
第2話 乳がんかもと思った時の昔話<初マンモグラフィーとエコー>
第3話 乳がんかもと思った時の昔話<病理検査の結果は擬陽性>
第4話 乳がんかもと思った時の昔話<MRI>
第5話 乳がんかもと思った時の昔話<マンモトーム>
第6話 乳がんかもと思った時の昔話<マンモトームの結果>
第7話 乳がんかもと思った時の昔話<また大きくなったのう胞>