今日は国立劇場で、通し狂言「仮名手本忠臣蔵」を観てきました。
国立劇場開場50周年の記念行事で、仮名手本忠臣蔵を3ヶ月にわたり全幕やるとのこと。
恥ずかしながら、私は歌舞伎は初めて。
せっかくの機会なので、わかりやすい演目なので、これを観に行きました。
ですが、あらすじすら予習してこなかったので、なぜ足利時代の話なのか理解するのに一苦労してしまいました。
テレビでダイジェストは観たことありましたが、劇場でライブで観たのは初めてでした。
やはり、公演はライブに限りますね。
当然、音声ガイダンスもつけました。
これは必須ですね。
特に気になった点は、次の3つです。
- 大道具がすばらしさ
- 絶妙な間合い
- 黒子の仕事っぷり
目次
大道具のすばらしさ
幕ごとに、そのセットが変わりますが、幕の途中でも回転舞台を利用して、セットを変えるシーンもあります。
回転舞台といえば、ドリフターズを連想してしまいましたが、中でも印象的だったのは畳を敷く時。
舞台の上手から、下手にゴザを投げるとほぼ狂いなく敷いてしまうという技に驚きました。
また、千畳敷の広間を表す絵が、まるでその先に本当に広間が存在するのではないかと見紛うほどの絵でした。
絶妙な間合い
役者同士の間合いもさることながら、個人の間が演技の幅を広げるとでも表現すれば良いのでしょうか。
その間合いが、その役者の心情や、置かれている状況などを描いていました。
黒子の仕事っぷり
黒子がいるなぁと思って見ていましたが、邪魔することなく不自然に黒子が舞台に出てしまわぬよう、所作が見事でした。
舞台を横切っているのに、その存在が消されているのです。
歌舞伎といえば幕の内弁当。
事前に予約して、いただくことができました。
当日の予約でもOKらしいですが、休日だったこともあって事前に電話で予約しました。
お弁当の予約は、席の予約になります。
短い休憩時間なので、食べる場所を確保するのも大事。
慣れている方は、ロビーの椅子をいち早く確保し、お弁当を広げていました。
そしてお土産はコレ。
「R25お詫びの品第1位」にもなった『切腹最中』。
腹が割れて、中のあんこが飛び出しています。
あんこの中には、求肥も入っていました。
11月公演も予約しました。