【この記事は昔のサイトから引っ越し&リメイクしてきたものです】
朝、起きてみると雨が降っていた。今日は中止かなぁ…と思いつつ、用意していたら、何とか小降りになり、出かけるころにはあがっていた。
いよいよ、今日は全仏オープンを見に行ける日。前日チケットがゲットできなかったのでちょっと心配だが、とりあえず、チケット受け取りに指定されたホテル に向かった。今日はチケットをゲットできたが、その場で中身を確認すると明日(5/31)のチケットしかない。今日のチケットがないといったところ、付箋 が貼ってありMikeに電話するようにとあったようだ。今日は雨が降っていて中止かもしれないから、現地でMikeに電話するようにとコンセルジュに言わ れてその場を後にする。
メトロで最寄り駅で降りると、大勢の人が会場に向かっていたので迷うことはなかった。しかし、会場について周りを見ても公衆電話がない。おまわりさんに聞 いても、駅にあるといわれ、しょうがないからまた駅に戻った。今回ほど携帯電話を持っていればよかったと後悔したことはない。フランスでは、コインやクレ ジットカードで電話をかけることができず、ICチップが付いているテレフォンカードでしかかけられない。駅でテレフォンカードを買って、Mikeに電話し ようとしたが、電話番号が4か5かわからない箇所がある。最初5でかけていたが、ぜんぜん電話に出てくれないので、4でかけてみるが速攻で留守番電話セン ターへ接続され、なかなか通じない。その間、何度も度数が減っていき、ちょっと心配になる。
インフォメーションセンターで、メモを見せて4か5かどっちだと思うかと聞いたら、これは4だといわれ、何度かチャレンジして、ようやくMikeと電話がつながった。しかし、今日のチケットはないといわれる。いろいろ話しているうちに、今日のチケットは買うのは簡単だから、並んで10ユーロ払って入れといってる。このまま話してても埒が明かないので、今日のチケットは並んで買うことにし、帰国してからクレームを入れることにした。
窓口で、チケットを買ったが11ユーロだった。^^; 実は、グランドチケットは$110で手配していたので、このお金を是が非でも返してもらわないと…
まず、第1試合でジュニアの森田さんがやっているので、No.4コートに向かった。だけど、着いたときにちょうど終わったところで、試合を見れなくて残 念。その試合に応援に来ていた杉山愛さんのサインをゲット。その後、Mo.1コートでガウディオがやっているので、その試合を見に行く。試合は一進一退 で、5セット目に突入。ガウディオが負けちゃった。とても残念。
その後、浅越さんのダブルスを見にNo.3コートに見に行った。私は試合がよく見れるように、コートの後ろで見ることが多いのだが、ちょうど行ったとき は、第2セットの5-0リードでもう少しというところだったので、サインがもらえるよう選手のベンチの後ろに座った。ところが試合は、No.4シードのリ ホフツェワ&ズボナレワがその後作戦を変えてきたため、5-2と反撃されちょっといやな雰囲気に。
と、その時私は異様な光景を目にした。ローランギャロスで、いろいろな日本人を見かけたが、今はそのほとんどがこの試合を見に来ているといっても過言では ないだろう。私の座っている向こう側の席に、おばさまがたが4人ぐらいでまとまってみていたのだが、コートチェンジのときに「あさごえさ~ん、がんば~れ。すれぼとにくさ~ん、がんば~れ。」という掛け声が聞こえてきた。う~~ん。私が選手だったら、ありがたいけどちょっといやだなぁ…テンション下がりそうなテンポで、声の抑揚もないし…うまく表現できないけど、あの修造くんがよくやるような応援とは、まったく違った新しい応援だった。
その後何とか振り切って浅越ペアの勝利。私はベンチの後ろで、サインをゲットするために順番を待っていたが、コートの向こう側のおばさま方は、「あさごえ さ~ん、こっちきてよぉ。こっちきてくれないのぉ~」ときたもんだ。おそるべし。結局、ベンチの後ろでサインをねだった何人かの人たちに丁寧にサインをし た後、そのままコートを引き揚げてしまった。そして、私たちも別の試合を見に行こうとNo.3コートを後にしたところ、浅越のコーチが、先ほどのおばさま 方にサインボールをあげているところであった。コーチも気を使って大変だなぁ…そのおばさま方は、コーチをナンパしてました。^^;
その後、スワレス&ルアノパスカルの試合、ハンチュコワ&サントロ vs スタブス&ネスターの試合を見た。このミックスの試合は、浅越さんの試合の後のNo.3コートでの試合だったが、先ほどとは違って超満員。コートに入れな い人もたくさんいるぐらい人気のある試合だった。サントロがフランス人であることと、ハンチュコワの人気かな。スタブス&ネスターは完全にアウェー状態 で、途中からキレてしまい、最終セットはなんとネスターのサーブが2回もブレークされちゃって負けちゃいました。
気がつくと、もう21:00。でもまだ試合やってたよね。ほんとに、パリの日は長い…