葛とイタリアンの融合

「葛のお話とイタリアン葛料理の会」というイベントのお手伝いをいたしました。

第一部では、「広久葛本舗」の十代目髙木久助さんから、「葛のあれこれ」や「安心安全なものを、どうやって選ぶか?」などのお話と、葛きりや葛ねりの実演がありました。

第二部では、恵比寿のイタリアンレストラン「SOYO per tutti」さんによる、「和」のイメージが強い「葛」をイタリアン仕立ての葛料理の試食がありました。

高木さんからは、葛ができるまでのお話がありました。

いまや、天然純国産本葛を100%使用した商品は、今や高木さんのところでしか作っていないそうです。

その他の澱粉の混入や、添加物、化学薬品は一切使用していないので、100年はもつとおっしゃっていました。

葛きりの実演では、家庭でできるようにと家にある親子丼やカツ丼を作るための道具を使って、やってみせていただきました。

これで作るための黄金比も伝授していただき、参加された皆さんはメモや写真をとりながら、食い入るように見つめていました。

その後のお料理の数々を。

スカモルッツァチーズのフリッター。葛粉をまぶして揚げています。

葛そうめんは、小豆島産の自然栽培のオリーブとオリーブオイルと一緒に。

葛を練りこんだパスタは、天使エビと一緒に。

葛のクレープは、中に葛カスタードが入っていました。

そして、葛きりのフルーツポンチ

soyoの山澤シェフから、お料理の作り方のポイントなどのお話もありました。

そして、最後に、高木さんに実演していただいた葛ねりをいただきました。

練りがポイントだそうです。

葛きりは、できたてが一番おいしいです。

実際に、できたてとちょっと時間をおいたものを食べ比べてみましたが、全く違うものという感じです。

作り置きができないため、葛きりはできたてのものを出してくれるお店を選びたいですね。